うちの子、嘘ばかりつくんです。
うちの子、嘘ばかりつくんです。どう思います?
そんなお悩みを最近伺いました。
その子は三人兄弟の真ん中。
小学2年生です。
宿題やったの?
やった(嘘)
着替えたの?
うん(嘘)
まあ、わかりやすい嘘です。
でもどんどん増えていきそうで
お母様としては心配なんですよね。
中間子の能力
三人兄弟の真ん中、いわゆる中間子は
上と下の子の調整役を
否応なしにしているので
人の気持ちをくむ能力が高いです。
自分の意見より、周りにあわせてしまう子も多い。
その方が楽。きっとそう思っているのでしょう。
波風立てるより、怒らせないように立ち振る舞うほうがいい。
そう考えるのも自然なこと。
この場合、お母さんを怒らせたくないから、
反射的に嘘を言っている。
その子にとっては仕方ないことなのです。
理由を考えてみる
なぜ宿題をしないのか。
なぜ着替えないのか。
その子なりに本当はなにか理由があるはず。
宿題をしない理由としては、
期日にまだ間がある
そもそも教科書やノートを忘れてしまってできない
必要な道具を(定規など)失くしてしまった
難しいから、友達に聞いてみるつもり
着替えない理由は
何を着ていいかわからない。
用意した服がきつい
単にまだベットでゴロゴロしたい
なんて言えば怒らせずに説明できるのか
面倒と思えば、とりあえずその場を収めようと嘘でごまかすのです。
子供との距離感
お母さんが怒っていたら、相談もできません。
困っていることがあるなら、一緒に考えてあげるよ。
そう声をかけて
一緒に定規を買いにいったり
忘れ物を取りに行ったり
ゴロゴロしたいなら、体調が悪いのかも。
責めずに一緒に解決できたら
次は自分から、相談しにきてくれるかもしれません。
中間子は、コミュニケーション能力が高く、
人間関係の構築が上手です。
人の顔色をうかがう、周りの空気が読めるタイプ。
独立心も強いので、あまり口を挟まなくても、
たいていのことは一人で乗り越えてしまいます。
いわゆる手のかからない子です。
注意する点は、放任になりすぎないこと。
いつも見守ってるよ。という態度をみせて
安心させてあげなくてはいけません。
困ってるサインを見逃さない。
放任ではなく、
信じて任せているけど、困ったときはいつでも助けるよ。
そんな距離感が、子供を大きく成長させてくれるのです。
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