超ものぐさ人間でも,仕事や家事をラクに継続する方法

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「最近どう?元気にやってんの。」と職場ですれ違いざまに言われると、

何とか惰性でやってます。」というのが

私のお決まりの返答である。

たいてい少し不思議そうな顔をされる。

そりゃそうか。

普通の人は

「まあまあです。」「元気にがんばってます。」

「ぼちぼちでんな。」とかいうのかな。

 *   

私のような ものぐさが定時に出社して、

家事もギリギリ生活できるレベルでこなすには、

一生懸命とか、前向きに努力とか

そんな心構えでは絶対に続かない。

全速力で走れるのは短距離だけ。

ゆるくのんびり自分に甘く生きている私。

でもそればかりだと社会で仕事して生活していけない。

 *

そこで惰性を利用する。

一日。一週間。一か月。

やることを決めて体が覚えるまで繰り返す。

最初は大変だけど短い期間ならがんばれる。

がんばれる期間が過ぎたら、

すでに習慣化した行動を繰り返すだけだ。

  *

不思議なことに、

より少ないエネルギーで、つまり惰性で

行動できるようになっていくのである。

*

斎藤孝「前向き思考法」にも

「惰性運動が起こる状況をセット」して

仕事に入りやすい環境を整えている様子が書かれていた。

「無理やり」やる気を起こそうとすると

「気が重くなる」とも書かれており、

確かにそうかもしれないと思えた。

*

適切に「惰性的な繰り返しをパターン化・習慣化」することで

ラクに生きていける

*

なんだか後ろ向きな発言に取られそうな気もする。

同じことの繰り返しでつまらない。そう思う人もいるかもしれない。

でも現実は、

毎日楽しいことばかりしていられるわけじゃない

やりたいこと以上に、

避けては通れない やらなきゃいけないこと

たくさあるのだ。

  *

「無理やり」やる気を起こすのではなく、

「何も考えなくても体が勝手に」という状態をつくる。

やらなければいけないことは全て、

惰性(慣性の法則と言ってもいい)をうまく利用してパターン化する。

 *

例えば、朝起きたら歯を磨いて顔を洗う。

玄関とトイレと洗面所の掃除は同じ順番で続けて済ませてしまう。

いつものコーヒーを飲んで X時になったら家を出て仕事に行く。

いつもと同じ電車に乗り、職場でも時間でやることを決めておく。

家に帰ったらすぐ洗濯物を取り込む。などなど。

これを「何も考えなくても体が勝手に」という状態に

してしまえればこっちのもの。

*

でも休みを挟むと崩れがちになる。

そして月曜日の朝が辛くなる。

だから

朝起きる時間と朝のお決まりのルーティンだけは

できる限り変えずに過ごす。

*

これが

超ものぐさ人間でも なんとか仕事や家事を継続する秘策である。

言い換えれば、惰性を利用してパワーを温存する。

本当にやりたいことにパワーを使うための知恵でもある。

 

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