万を持して(大げさ)簿記3級の学習をはじめました。
簿記の学習は貸借対照表、損益計算書を作成する技術を
学ぶための学習と言っても過言ではありません。
職人と化すために問題を数多く説くことが必要となります。
しかし、なぜそうなるのか理由を理解したうえでなければいけません。
間違った解釈は学習の妨げになるのです。
貸借対照表、損益計算書を私と同じ目線の初心者の方にわかりやすく解説します。
私自身も知識としてしっかり定着させていこうという、図々しい取り組みです。
ちょっと知りたいだけの方も、お付き合いくださいね。
貸借対照表は略してB/S(balance sheet)と言います。
一定時点の財政状態(ストック)を表わす表です。
財産や借金の状況ですね。
資産、負債、純資産を分けて表示します。
企業が有する経済的資源、借金、資本(純粋な資産元手)
と言い換えることができます。
貸借対照表の左(借方)に資産、右(貸方)に負債を記入します。
この差が純資産となるわけです。
左右の合計を貸借合計といい、左右が必ず一致します。
簿記が美しいシステムと言われる所以は必ず左右が一致する点にあります。
損益計算書は略してP/L(profit&loss statement)。
一定期間(一年間)の経営成績(フロー)を表わす表です。
一年でいくら儲かったか。
収益(企業活動を通じた稼ぎ)と費用(コスト)を明らかにした
純資産の増減の明細です。
この収益と費用は、
純資産の増加要因と減少要因と言い換えることができます。
そして収益と費用の差が純利益であるわけです。
もちろん費用の方が多ければ純損失となります。
損益計算書の左に費用、右に収益を記入。純利益は左に。純損益は右に埋めます。
そうすることで、右左の合計がそれぞれ一致するのです。
貸借対照表、損益計算書を総称して
財務諸表と呼ばれています。決算書と呼ばれるのもこれです。
株式会社、個人商店も取引の管理と報告のために欠かせない書類なのです。
頭のいいパソコンソフトで済んでしまう世の中ですが、
原理をわかったうえで利用したいものです。
そして今後に生かすことができるはず。
気合い入れないと頭に入らないから
しっかり頑張らなきゃですね。
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