アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士は
5人に1人いるという「生まれつき繊細な人:HSP(繊細さん)」の特徴を
4つ挙げています。
1.深く考え、本質を見ようとする。
2.過剰に刺激を受けやすく、それを癒すために一人の時間を必要とする。
3.感情反応が強く、共感能力が高いため、暴力的な映画、事件事故のニュースが苦手。
4.些細な刺激を察知する。小さな音、かすかな匂い、周りの人の機嫌などに気づく。
(*武田友紀『繊細さんが自分のままで生きる本』清流出版2019年)
いつも周りを気遣ってヘトヘト.
そんな繊細さんへ、少し楽になれるヒントを3つ
私の経験から導き出したいと思います。
①頑張らなくていい。
②そのままで素晴らしい。
③自分の気持ちを優先していい。
まず①頑張らなくていい。から解説していきますね。
わたし、いつも頑張ってました。
怠けていては申し訳ない。頑張らないと幸せになれない。誰かに迷惑をかけてはいけない。
そんな呪縛ありませんか?
何も悪いことしてないのにいつもビクビク周りをうかがってしまう。
周りを気にしない誰かに腹を立てたり、結果クタクタ。
でもそこまであなたに注目している人ないないし、迷惑なんてお互いさま。
鈍感でも大丈夫。
何か頼まれごとしたとき、人を気遣って無理して「いいよ」って言ってませんか?
断ることができなかった私。
断るなんて選択肢すら私にはないと思っていたというのが正しい。
嫌な時は断ってもいい(笑)大丈夫みたいです。これが難しいんですが。
いい人と思われなくていい。嫌われてもいい。
みんな自分のことで精いっぱい。頑張りすぎるのやめていい。
自分に優しくなると、不思議と周りにも優しくなれる。
②そのままで素晴らしい。
これはあなたのあるがままをそのまま認めてあげようよってこと。
あなたの存在は、お父さん、お母さん、その背後のたくさんのご先祖様にとってどんな存在か。
きっと何より大切で愛おしいみんなの希望に決まってるよね。
つい頑張りすぎたり、いろいろ気になっちゃったり、
くよくよ考えてしまう性格も、敏感な感性も、
代々受け継いだ護身術で、あなたを守るために与えられたものかもしれない。
守られてる。愛されてる。
小さなことに気づくことができる。
そんなあなたは、そのままで素晴らしい。
③自分の気持ちを優先していい。
心がトゲトゲになったり、過敏になりすぎて辛いとき、
少し病んでるんじゃないかって悩んだこともあったし、
繊細じゃない人みたいに生きるのが正解なんだって自分を否定したこともあった。
でも自分を否定して生きるのって辛い。
だから自分の心の声に耳を傾けて、
我慢するたびに心の奥にしまい込んだ本当の気持ちを探し出して
そして認めてあげよう。
あなたはあなたの心地よい生き方を追求して、
あなた自身を喜ばせてあげていい。あなたにはその価値がある。
大丈夫。自分の気持ちを一番に、優先していい。
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